うつ患者の憂鬱、否、うつ患者は憂鬱
他人事ではないまとめを見つけてしまった。
うつ病で訪問看護を受けた、ありえない記録 - Togetterまとめ
長いまとめなのでざっくり説明すると、うつを患い精神障害者認定を受けている方が、福祉サービスを受けられなかったどころか痛めつけられたという話だ。
いや、僕は今のところ、そういう目には遭っていない。が、病歴と現状を見れば明日は我が身だとも思う。
僕が引きこもりのニートをしていたことは書いたが、その原因の一つであった病歴について、ここで書いておこう。
自律神経失調症。
毒にも薬にもならない病名である。ただでさえ同じ診断をされる人の中では重い症状だったのだが、発症したのが15年前だったというのが大問題だ。
更年期障害ですら「気分の問題」で済まされていた時代だから、13歳の子供が気分の落ち込みと睡眠障害を訴え、起き上がることも出来ないとなれば、児童福祉センターでカウンセリングを受けなさい、となるのは当然の流れだった。
僕は元々学校が嫌いだったので、正当な理由で行かなくて済むのは嬉しかったのだが、それが病気の原因ではなかった。カウンセリング料はドブに捨てたようなものである。心の問題で学校に行けないという扱いなので、カウンセラーがどれだけ優しかろうと責められているような気がした。その後でうつ病にもなったが、あれは適切な治療を受けられないままに無理をしたことによる二次疾患だったのだと思う。
心身を作るはずの10代から20代前半にかけて、健康とは程遠い生活をしていた。食べたものが消化されずに出てしまったり、着替えをしようにも手が震えてボタンが留められなかったり、時々は立ち上がれなくて腕で這って移動していた。それでも専業主婦の母はまめに世話を焼いてくれ、自分の面倒が見られなくても死にはしなかった。
いつまでもあると思うな親と金、と金の方を何とかしようと動き始めたのがここ一年のこと。お陰様で何とかやっているが、いつまでもこのコンディションを維持できる自信はない。そして維持出来なくなった時、親に面倒を見てもらおうとは、流石に思わない。
完治すればこんな心配とも無縁になる、ということはないのだろう。どちらかと言えば、元・健常者の方が降って湧いた病に途方に暮れてしまうのではないか。
とすれば、僕は今、心配をする側の立場に居るので、出来得る限りの情報を集めておきたいと思う。情報を集める気力もなくまとめのような事態に陥ったら、首を括ってしまうかも知れない。
まとめ主様、お疲れ様です。頑張っても頑張らなくても良いから、どうか生きていて下さい。