001 ブログを作ってみた理由
ブログなるものを久しぶりに借りた。昔から用途に応じて色々と使ってきたのだが、はてなさんをお借りするのは初めてである。
はてなさん、このエントリを見て下さっている奇特な方、不束者ですがどうぞよろしく。
さて。
挨拶も済んだところで、当ブログ開設の理由を書いておきたい。主には初心を忘れているであろう未来の自分に読ませるために、だ。
現在の僕は、いわゆるアラサーだ。昭和61年、寅の生まれの女。千人針を年齢の数だけ結べるが、そんなことをする必要のない現代日本に生まれたことは何よりの幸運だと思う。
物心ついた時からの活字中毒で、中学に上がってからはゲームオタクをこじらせて、同人漫画を書くし文章もやる。大人になったらそういうものへの興味はなくなるものと思っていたのに、と遠い目になってしまう同志は多かろう。現実に対する夢や希望を失うにつれて、この趣味はむしろ重症化している。
そして、引きこもりのニートでもあった。
過去形で書いているが、ほんの1年前まではそうだったのだ。親の脛をかじりながら惰眠を貪りゲーム三昧だった。それが楽しかったかどうか、という話は、そのうち独立した記事を書こうと思う。
しかし、アラサーニートという己の状況が深刻であることは自覚していた。27歳病歴有り職歴無し。かなり深刻である。
なおかつ、28歳を超えてからの未経験者の就職は難易度が桁違いに上がることも承知していた。そこから逆算するなら、27という年齢は「まだ慌てるような時間じゃない」とはとても言えない。「このシュートを外したら後がない」という数字だ。
尻に火がついた。就職活動を始めた。インターンシップ制度の下で働き始めた。社員になった。
そうして今日、一年が経った。
恐ろしく短い一年だった。その間には色々と考え事もしていたはずなのだが、記録がないので思い出す術がない。ツイッターでは当たり障りのない雑談ばかりしてしまう──と言うか、実際に雑談のツールとして使っている。
でも、友人との雑談では出しづらい深い考え事やら重たい命題やらの方が、きっと文字にして残しておくべきものだ。引きこもりがお外に出るまでの過程なんかは、ひょっとしたら誰かの参考にもなるかも知れない。
そんなわけで、このブログを借りた。
何せ久しぶりなので、文章を書くのが覚束ない。話題もその日の興味毎にぶれまくるのだろう。でも、それを書くのは僕という一人の人間だから、だからこそ、この人の色々な要素を書き出してまとめておきたいと思う。
他でもない、未来の自分に向けたメモである。